ニュース&コラム | 2020-02-07

中規模のスタートアップを育成する国ランキング

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Joanna Glasner,February 6, 2020

スタートアップの資金調達において、大量の投資案件が発生するところもあれば、ベンチャー砂漠を呼ばれるほど投資案件がほとんど見れないところもある。また、その中間地帯におり、資金調達活動は安定でありながら大規模的に発生しないところもある。

通常、スタートアップハブについて話すとき、大都市圏を指す。ただし、この分類方法は国にも適用できる。私たちの長時間の追跡により、ベンチャー資金の殆どは一握りの国によって把握され、他は殆どない状態にあると分かった。

我々は中間地帯つまり初期段階から後期段階まで年間10億ドルから30億ドルまでの資金を投資している約10か国をランクした。それらを中等規模の市場と呼んでいる。

そうした地域は分散的に存在していて、アジアには三つ:インドネシア、韓国、香港;ラテンアメリカには二つ:ブラジルとコロンビア;ヨーロッパには四つ:スペイン、スウェーデン、オランダ、スイス。そして、孤独な大陸オーストラリアがある。

視野に入いるには

人たちは多分中等規模のベンチャー地域と本格なベンチャーハブと比較するだろう。しかし、結局のところ、その全部を合計しても本格なハブに比較ならない程度である。

米国の新興企業は、2019年に1000億ドルの資金を調達したと報告された。ここで取り上げた11か国は合計しても、その8分の1未満程度の資金しかを調達しなかった。

しかし、大きなハブと比べ小さいかもしれないが、中等規模の市場は実にダイナミック的である。このグループの国をよく理解するために、我々は過去2年間において、それぞれの資金調達量を表にした。

中等規模の市場は、大きな市場より大きく変動している。もし、米国のベンチャー資金が年間236%増加したり、或いは74%減少したりする場合、投資家は驚くだろう。しかし、中等規模市場の場合、50%以上の増減がよく見られる。

その他の調査結果

巨大ディールは合計を歪む:資金調達合計が前年比大きく変動することは、必ずしも全体的な投資環境が強気または弱気であることを示すものではない。なぜなら、1つ巨大な融資案件が存在すると、しばしば統計結果を歪める可能性がある。

例えばインドネシアの場合、2018年には、迎車会社のGojekが24億ドル以上を調達し、これは国全体のベンチャー企業が調達した資金の大半を占めた。2019年の資金調達総額の落ち込みを見るとき、国内のスタートアップ投資環境よりもGojekの資金調達スケジュールのほうがよく議論される。

一方、コロンビアでは、2019年に全国の資金調達が急増した主な理由は、イーコマースユニコーンのRappiは上げられる。SoftBankが支援しているこの会社は10億ドルでラウンドクローズした。

報告されたラウンド件数は年間150を下回った:このデータセットでは、各国で公開された2019年のシリーズA以降のベンチャーラウンドの件数を表している。

米国の年間数千ラウンドに匹敵する地域はいない。その数は、企業がすでにシード段階を過ぎ、強固な基盤を持っていることを指す。

資金調達の増加は、取引件数の増加によるものではなく、大きなラウンドによるものである。リストにあった大半の国は、前年比50%超の資金調達を実現したと報告された。しかし、ラウンド数を見ると、これまでのデータとほとんど横ばいだった。

ラウンドは常に遅れて報告されるため、あとで上方修正の可能性がある。ただし、基本的なトレンドラインはかなり明確であり、つまり、投資額は取引件数より増加した。また、支援者は好きなスタートアップにより多くのお金をつぎ込んでいるが、シリーズA以降では必ずしも多くの取引をしているわけではないということだ。

まとめ

それでは、どこが次のベンチャーハブになるであろう?来週、この点について詳細を送る。急成長しているスタートアップの資金調達市場に焦点を当ててみる。

本日では、十分に成長余地のあるスタートアップ企業に年間数十億ドルの資金を調達している国々を挙げるのは適当だと思う。

*我々は初期段階と後期段階(シリーズA以降)に焦点を当て、シード段階の資金調達ラウンドは含めていない。これは、シード段階の資金報告は常に数週間または数か月後に報告されることからである。レポートの遅延はシリーズA以降でも発生するが、それほど顕著ではない。また、英語圏以外の小規模なシードラウンドは、データセットに含まれない可能性が高い。

出典:crunchbase news